明日香村橘にある『橘寺』に行ってきました。寺伝によると,聖徳太子が生誕した場所とされています。
バスで行かれる場合は,明日香周遊バスに乗り,「川原」で下車してください。
無料の駐車場は東門(正門)と西門の両方にあります。正門から境内に入るのなら,東門に駐車してください。
東門の入り口には一対の狛犬がいます。狛犬は,仏教建築物や仏像を守る守護者と言われています。
境内には,柑橘類がなっていました。橘寺という名称は,田道間守(たじまもり)が,常世国から持ち帰ってきた「橘の実」を当地に植えたという伝説に由来するとされています。


聖徳太子が3日間『勝鬘経』を読んだ際に,太子の冠から日・月・星の光を放ったとされることから三光石と呼ばれています。この他に,大きな蓮の花が庭に1m降り積もり,南の山に千の仏頭が現れ光明を放ったなど,不思議な出来事が重なったため,推古天皇は驚かれて,この地に寺を建立するよう太子に命じられたそうです。これが橘寺建立の契機になります。
著名な画家の方たちから奉納された,260点の花の絵が天井に飾られています。非常に綺麗です。是非とも寝転がって御覧ください。
聖徳太子は愛馬の「黒駒」に乗って空を駆けたと言われています。
観音堂入り口右手に,賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)があります。自分の患部と像の同じ部位を交互に撫でると病気や怪我が治ると言われています。
飛鳥時代の石造物のひとつ「二面石」です。私たちの心の持ち方を現しているそうです。
住所:〒634-0142 奈良県高市郡明日香村橘532
電話番号:0744-54-2026
拝観時間:9:00~17:00(受付16:30まで)
拝観料:大人・大学生 350円
高校生・中学生 300円
小学生 150円
駐車場:無料